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X68k/DOSCALL

From Data Crystal
Revision as of 01:01, 16 November 2011 by Kagemusha (talk | contribs) (Created page with ' <nowiki> - DOS CALL MANUAL - ============================================================================== ・DOSコール一覧 $ff00 _EXIT プログラム終了 $ff01 _GE…')
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	- DOS CALL MANUAL -

==============================================================================

・DOSコール一覧

$ff00	_EXIT		プログラム終了
$ff01	_GETCHAR	キーボード入力(エコーあり)
$ff02	_PUTCHAR	文字表示
$ff03	_COMINP		RS-232C回線 1 バイト入力
$ff04	_COMOUT		RS-232C回線 1 バイト出力
$ff05	_PRNOUT		プリンタ 1 文字出力
$ff06	_INPOUT		文字入出力
$ff07	_INKEY		キーボード 1 文字入力(ブレークチェックなし)
$ff08	_GETC		キーボード 1 文字入力(ブレークチェックあり)
$ff09	_PRINT		文字列表示
$ff0a	_GETS		文字列入力(ブレークチェックあり)
$ff0b	_KEYSNS		キー入力状態検査
$ff0c	_KFLUSH		バッファフラッシュ後キーボード入力
$ff0d	_FFLUSH		ディスクリセット
$ff0e	_CHGDRV		カレントドライブ設定
$ff0f	_DRVCTRL	ドライブ状態検査/設定

$ff10	_CONSNS		画面出力検査
$ff11	_PRNSNS		プリンタ出力検査
$ff12	_CINSNS		RS-232C回線入力検査
$ff13	_COUTSNS	RS-232C回線出力検査
$ff17	_FATCHK		ファイル連結状態検査
$ff18	_HENDSP		漢字変換行制御
$ff19	_CURDRV		カレントドライブ収得
$ff1a	_GETSS		文字列入力(ブレークチェックなし)
$ff1b	_FGETC		ファイル 1 バイト入力
$ff1c	_FGETS		ファイル文字列入力
$ff1d	_FPUTC		ファイル 1 文字出力
$ff1e	_FPUTS		ファイル文字列出力
$ff1f	_ALLCLOSE	全ファイルクローズ

$ff20	_SUPER		スーパーバイザ/ユーザーモード設定
$ff21	_FNCKEY		再定義可能キー収得/設定
$ff22	_KNJCTRL	仮名漢字変換用ファンクションコール
$ff23	_CONCTRL	コンソール制御/直接出力
$ff24	_KEYCTRL	コンソール状態検査/直接入力
$ff25	_INTVCS		ベクタ処理アドレス設定
$ff26	_PSPSET		プロセス管理ポインタ作成
$ff27	_GETTIM2	時刻収得(ロングワード)
$ff28	_SETTIM2	時刻設定(ロングワード)
$ff29	_NAMESTS	ファイル名展開
$ff2a	_GETDATE	日付収得
$ff2b	_SETDATE	日付設定
$ff2c	_GETTIME	時刻収得
$ff2d	_SETTIME	時刻設定
$ff2e	_VERIFY		ベリファイフラグ設定
$ff2f	_DUP0		ファイルハンドル強制複写

$ff30	_VERNUM		OS バージョン収得
$ff31	_KEEPPR		常駐終了
$ff32	_GETDPB		ドライブパラメータブロック複写
$ff33	_BREAKCK	ブレークチェック設定
$ff34	_DRVXCHG	ドライブ交換
$ff35	_INTVCG		ベクタ処理アドレス収得
$ff36	_DSKFRE		ディスク残量収得
$ff37	_NAMECK		ファイル名展開
$ff39	_MKDIR		サブディレクトリ作成
$ff3a	_RMDIR		サブディレクトリ削除
$ff3b	_CHDIR		カレントディレクトリ変更
$ff3c	_CREATE		ファイル作成
$ff3d	_OPEN		ファイルオープン
$ff3e	_CLOSE		ファイルクローズ
$ff3f	_READ		ファイル入力

$ff40	_WRITE		ファイル出力
$ff41	_DELETE		ファイル削除
$ff42	_SEEK		ファイルポインタ移動
$ff43	_CHMOD		ファイル属性収得/設定
$ff44	_IOCTRL		デバイスドライバ ioctrl 直接入出力
$ff45	_DUP		ファイルハンドル複写
$ff46	_DUP2		ファイルハンドル強制複写
$ff47	_CURDIR		カレントディレクトリ収得
$ff48	_MALLOC		メモリ確保
$ff49	_MFREE		メモリブロック解放
$ff4a	_SETBLOCK	メモリブロック変更
$ff4b	_EXEC		プログラムロード/実行
$ff4c	_EXIT2		終了コード指定終了
$ff4d	_WAIT		プロセス終了コード収得
$ff4e	_FILES		ファイル検索
$ff4f	_NFILES		ファイル次検索

$ff80	_SETPDB		管理プロセス変更
$ff81	_GETPDB		プロセス情報収得
$ff82	_SETENV		環境変数設定
$ff83	_GETENV		環境変数収得
$ff84	_VERIFYG	ベリファイフラグ収得
$ff85	_COMMON		common 領域制御
$ff86	_RENAME		ファイル名変更/移動
$ff87	_FILEDATE	ファイル変更日時収得/設定
$ff88	_MALLOC2	メモリ確保
$ff8a	_MAKETMP	テンポラリファイル作成
$ff8b	_NEWFILE	ファイル作成
$ff8c	_LOCK		ファイルロック
$ff8f	_ASSIGN		仮想ドライブ/ディレクトリ割り当て収得/設定/解除

$ffaa	(未公開)	FFLUSH モードの設定(未公開)
$ffab	_OS_PATCH	OS 内部処理切り換え(未公開)
$ffac	_GETFCB		FCB ポインタ収得(未公開)
$ffad	_S_MALLOC	メインメモリ管理下メモリブロック確保
$ffae	_S_MFREE	メインメモリ管理下メモリブロック解放
$ffaf	_S_PROCESS	サブメモリ管理設定

$fff0	_EXITVC		(プログラム終了時実行アドレス)
$fff1	_CTRLVC		(CTRL+C アボート時実行アドレス)
$fff2	_ERRJVC		(エラーアボート時実行アドレス)
$fff3	_DISKRED	ブロックデバイス直接入力
$fff4	_DISKWRT	ブロックデバイス直接出力
$fff5	_INDOSFLG	OS ワークポインタ収得
$fff6	_SUPER_JSR	サブルーチンコール
$fff7	_BUS_ERR	バスエラー発生検査
$fff8	_OPEN_PR	バックグラウンドタスク登録
$fff9	_KILL_PR	自己プロセス削除
$fffa	_GET_PR		スレッド管理情報収得
$fffb	_SUSPEND_PR	スレッド強制スリープ
$fffc	_SLEEP_PR	スリープ
$fffd	_SEND_PR	スレッドコマンド/データ送信
$fffe	_TIME_PR	タイマカウンタ値収得
$ffff	_CHANGE_PR	実行権放棄

注意	Human68k verion 2 で $ff50~$ff7f に配置されていたコールは、verion 3
	以降では $ff80~$ffaf に移動された.

	$fff5~$fff7,$fffa~$fffe のコールの処理アドレスは変更不可(無視される).
	$fff8,$ffff は本来の処理が正常終了した後に、設定したアドレスが実行され
	る. $fff9 は一つのスレッドを削除するごとに呼び出される.

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・エラーコード一覧

$ffffffff	 -1	無効なファンクションコードを実行した
$fffffffe	 -2	指定したファイルが見つからない
$fffffffd	 -3	指定したディレクトリが見つからない
$fffffffc	 -4	オープンしているファイルが多すぎる
$fffffffb	 -5	ディレクトリやボリュームラベルはアクセスできない
$fffffffa	 -6	指定したハンドルはオープンされていない
$fffffff9	 -7	メモリ管理領域が破壊された
$fffffff8	 -8	実行に必要なメモリがない
$fffffff7	 -9	無効なメモリ管理ポインタを指定した
$fffffff6	-10	不正な環境を指定した
$fffffff5	-11	実行ファイルのフォーマットが異常
$fffffff4	-12	オープンのアクセスモードが異常
$fffffff3	-13	ファイル名の指定に誤りがある
$fffffff2	-14	無効なパラメータでコールした
$fffffff1	-15	ドライブ指定に誤りがある
$fffffff0	-16	カレントディレクトリは削除できない
$ffffffef	-17	ioctrl できないデバイス
$ffffffee	-18	これ以上ファイルが見つからない
$ffffffed	-19	指定のファイルは書き込みできない
$ffffffec	-20	指定のディレクトリは既に登録されている
$ffffffeb	-21	ファイルがあるので削除できない
$ffffffea	-22	ファイルがあるのでリネームできない
$ffffffe9	-23	ディスクが一杯でファイルが作れない
$ffffffe8	-24	ディレクトリが一杯でファイルが作れない
$ffffffe7	-25	指定の位置にはシークできない
$ffffffe6	-26	スーパーバイザ状態で再びスーパーバイザモードの指定を行った
$ffffffe5	-27	同じスレッド名が存在する
$ffffffe4	-28	プロセス間通信のバッファが書き込み禁止状態
$ffffffe3	-29	これ以上バックグラウンドプロセスを起動できない
$ffffffe0	-32	ロック領域が足りない
$ffffffdf	-33	ロックされていてアクセスできない
$ffffffde	-34	指定のドライブはハンドラがオープンされている
$ffffffdd	-35	シンボリックリンクのネストが16回を超えた(lndrv)
$ffffffb0	-80	ファイルが存在する

==============================================================================

==============================================================================

$ff00	_EXIT		プログラムの終了

	プログラムを終了する. オープンしたファイルハンドルはクローズされる.

==============================================================================

$ff01	_GETCHAR	キーボードの入力を待つ(エコーあり)

返値	キーコード

	キーの入力を待ち、入力したキーコードを標準出力に出力する.
	入力されたキーが ^C(親プロセスに戻る)、^P(以後の標準出力をプリンタにも
	出力する)、^N(^P状態をやめる)のいずれかであるか調べる.

==============================================================================

$ff02	_PUTCHAR	指定文字コードの表示

引数	CODE.w		1 バイト文字コード

返値	常に 0

	CODE で指定した文字コードを標準出力に出力する.
	表示中に入力されたキーが ^C、^S、^P、^N であるか調べる.

	move	CODE,-(sp)
	DOS	_PUTCHAR
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff03	_COMINP		RS-232C回線から 1 バイト入力

返値	入力した 1 バイト

	RS-232C回線から 1 バイト入力する(ブレークチェックあり).

==============================================================================

$ff04	_COMOUT		RS-232C回線へ 1 バイト出力

引数	CODE.w		1 バイトコード

	CODE で指定した 1 バイトのコードをRS-232C回線に出力する(ブレークチェッ
	クあり).

	move	CODE,-(sp)
	DOS	_COMOUT
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff05	_PRNOUT		プリンタへ 1 文字出力

引数	CODE.w		1 バイト文字コード

	CODE で指定した 1 文字をプリンタへ出力する(ブレークチェックあり).
	CODE の上位バイトは 0 でなければならないので、漢字は上位・下位の順で 1
	バイトずつ出力する.

	move	CODE,-(sp)
	DOS	_PRNOUT
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff06	_INPOUT		キーの入出力

引数	CODE.w		1 バイト文字コード

返値	CODE = $ff,$fe
		入力されたキーコード(d0.l = 0 なら入力なし)
	CODE = その他
		d0.l = 0

	CODE の値が $ff であればキー入力を行うが、キーが入力されていなければす
	ぐに終了する. $fe であればキーの先読み入力を行うが、キーが入力されてい
	てもそのキーはそのままバッファに残る. CODE がその他の値であれば文字コ
	ードとみなして表示する.

	move	CODE,-(sp)
	DOS	_INPOUT
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff07	_INKEY		キーボードから 1 文字入力(ブレークチェックなし)

返値	キーコード

	キーが押されるまで待ち、そのキーコードを返す.

==============================================================================

$ff08	_GETC		キーボードから 1 文字入力(ブレークチェックあり)

返値	キーコード

	キーが押されるまで待ち、そのキーコードを返す. ^C、^P、^N について調べる.

==============================================================================

$ff09	_PRINT		文字列の表示

引数	MESPTR.l	文字列のポインタ

返値	常に 0

	MESPTR で指定した文字列を表示する. ^C、^S、^P、^N について調べる.

	pea	(MESPTR)
	DOS	_PRINT
	addq,l	#4,sp

==============================================================================

$ff0a	_GETS		文字列の入力

引数	BUFFER.l	入力バッファのポインタ

返値	入力文字数

	BUFFER で指定した入力バッファに、改行までの入力文字列を書き込む.
	改行文字はヌル文字に置き換えられる. ^C、^P、^N について調べる.
	最大入力文字数を超えた場合は、警告を出すが終了はしない.
	入力バッファの内容は以下の通りで、最大入力文字数を設定してから呼び出す.
	同一バッファで続けて実行する場合、前回の実行時に得られた入力文字数をク
	リアしなければテンプレート機能が使用できる.

offset	size
0	1.b	最大入力文字数 : n
1	1.b	実際に入力された文字数
2	n+1.b	入力文字列

	pea	(BUFFER)
	DOS	_GETS
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff0b	_KEYSNS		キーの入力状態の検査

返値	入力状態(0:入力なし、-1:入力あり)

	キーの入力状態を調べる. ^C、^P、^N について調べる.

==============================================================================

$ff0c	_KFLUSH		バッファフラッシュ後キーボードから入力

引数	MODE.w		モード
	CODE.w		処理を撰択するコード
	BUFFER.l	入力バッファのポインタ

返値	MODE = 1,7,8
			入力されたキーコード
	MODE = 6
		CODE = $fe,$ff
			入力されたキーコード(0 なら入力なし)
		CODE = その他
			d0.l = 0
	MODE = 10
			入力文字数

	キー入力バッファを空にしてから、キーボードから入力する.
	MODE の値は DOS コールの下位 1 バイトに対応し、以下の動作をする.

	MODE = 1
		キー入力を待ち、入力されたコードを標準出力に出力する.
	MODE = 6
		CODE = $ff	キー入力(入力がなくても待たない)を調べる.
		CODE = $fe	キーの先読み入力を行う.
		CODE = その他	標準出力に出力する.
	MODE = 7
		キー入力を待つ(ブレークチェックなし).
	MODE = 8
		キー入力を待つ(ブレークチェックあり).
	MODE = 10
		改行までに入力した文字列をバッファに書き込む.

MODE = 1,7,8
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_KFLUSH
	adddq.l	#2,sp

MODE = 6
	move	CODE,-(sp)
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_KFLUSH
	adddq.l	#4,sp

MODE = 10
	pea	(BUFFER)
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_KFLUSH
	adddq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff0d	_FFLUSH		ディスクのリセット

返値	常に 0

	ディスクバッファの内容と標準入力からの行入力バッファを初期化する. ファ
	イルのクローズはしない. fflush = off であれば何もしない.

==============================================================================

$ff0e	_CHGDRV		カレントドライブの設定

引数	DRIVE.w		ドライブ番号(0:A 1:B … 25:Z)

返値	指定可能ドライブ数(1~26)

	カレントドライブを変更する. 返値が指定したドライブ番号以下であれば失敗.

	move	DRIVE,-(sp)
	DOS	_CHGDRV
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff0f	_DRVCTRL	ドライブの状態検査/設定

引数	MODE.w		(MD.b×256+DRIVE.b)
		MB.b		モード
		DRIVE.b		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	P1.l		引数 1
	P2.l		引数 2
	…
	Pn.l		引数 n

返値	MD = 0
		指定ドライブの状態

			bit 7	LED 点滅
			bit 6	イジェクト禁止
			bit 5	バッファあり
			bit 4	ユーザーによるイジェクト禁止
			bit 3	PRO(プロテクト = 1)
			bit 2	RDY(ノットレディ = 1)
			bit 1	メディア挿入
			bit 0	誤挿入

		注: PRO と RDY はメディアが挿入されていた場合のみ返す.

	モード MD の値に従って、ドライブ番号 DRIVE で指定したドライブの状態を
	検査/設定する.
	MODE の上位 8bit にモード MD、下位 8bit にドライブ番号 DRIVE を指定する.

	MD = 0		状態検査.
	MD = 1		排出(オープン中のファイルがあるとエラー).
	MD = 2		排出禁止(MD = 1 の排出も禁止).
	MD = 3		排出許可(オープンされているドライブはクローズされず、
			バッファは自動的に消去される).
	MD = 4		ディスク未挿入時に LED 点滅.
	MD = 5~8	使用禁止.
	MD = 9		カレントディレクトリをルートにして検索 FAT を先頭に戻す
			(オープンされているファイルがあるとエラー).
	MD = 10		検索 FAT を先頭に戻す.
	MD = 11~15	予約.
	MD = 16~	特殊ブロックデバイスに対して使用する(任意の引数が追加可能).

MD = 0~4,9,10
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_DRVCTRL
	addq.l	#2,sp

MD = 16~
	move.l	Pn,-(sp)
	…
	move.l	P1,-(sp)
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_DRVCTRL
	lea	(n*4+2,sp),sp

==============================================================================

$ff10	_CONSNS		画面出力ができるかの検査

返値	出力状態(0:出力不可、0 以外:出力可能)

	画面に出力可能か調べる.

==============================================================================

$ff11	_PRNSNS		プリンタ出力ができるかの検査

返値	出力状態(0:出力不可、0 以外:出力可能)

	プリンタに出力可能か調べる.

==============================================================================

$ff12	_CINSNS		RS-232C回線から入力ができるかの検査

返値	入力状態(0:入力不可、0 以外:入力可能)

	RS-232C回線から入力可能か調べる.

==============================================================================

$ff13	_COUTSNS	RS-232C回線へ出力ができるかの検査

返値	出力状態(0:出力不可、0 以外:出力可能)

	RS-232C回線に出力可能か調べる.

==============================================================================

$ff17	_FATCHK		ドライブのセクタが連続しているかの検査

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	BUFFER.l	バッファのポインタ
	LEN.w		バッファのバイト数

返値	バッファの使用バイト数(負数ならエラーコード)
		d0.l =  8	連続([1]でコールした場合)
		d0.l = 14	連続([2]でコールした場合)

	FILE で指定したファイルのドライブ番号とセクタの連結状態をバッファに書き
	込む. この DOS コールで FAT が連続していることを調べるとともに、DISKRED
	でデータ部を直接読むことが可能.
	この DOS コールは、バッファのアドレス BUFFER をスタックに積む時
	[1] そのまま積む
	[2] BUFFER+$80000000 を積む
	の 2 種類のコール方法があり、[1]の場合はバッファに書き込まれるセクタ番
	号とセクタ数のサイズがワードであるが、[2]ではロングワードになる.
	[2]の場合バッファのバイト数 LEN が引数に必要なので注意すること.
	バッファに書き込まれる情報は以下の通り.

[1]
offset	size
0	1.w	ドライブ番号	: d(1:A 2:B … 26:Z)
2	1.w	先頭セクタ番号	: s1
4	1.w	セクタ数	: n1
6	1.w	次のセクタ番号	: s2
8	1.w	セクタ数	: n2
	…
?	1.w	終わり		: 0

[2]
offset	size
0	1.w	ドライブ番号	: d(1:A 2:B … 26:Z)
2	1.l	先頭セクタ番号	: s1
6	1.l	セクタ数	: n1
10	1.l	次のセクタ番号	: s2
14	1.l	セクタ数	: n2
	…
?	1.l	終わり		: 0

[1]
	pea	(BUFFER)
	pea	(FILE)
	DOS	_FATCHK
	addq.l	#8,sp

[2]
	move	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER+$80000000)
	pea	(FILE)
	DOS	_FATCHK
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff18	_HENDSP		漢字変換行の制御

引数	MD.w		コントロールモード
	POS.w		ポジション(変換ウィンドウの先頭からの位置)
	MESPTR.l	変換文字列のポインタ

返値	MD = 0,4,8
		ウィンドウの最大文字数
	MD = 1,2,5,6,7,10
		次のポジション

	モード MD の値に従って漢字変換行を制御する.
	この DOS コールは漢字変換を扱うプログラムに使用するが、日本語 FP から
	利用するので一般のアプリケーションは使用禁止.

	MD = 0
		モード表示ウィンドウをオープンする.
	MD = 1
		指定位置から文字列をノーマルで表示する.
	MD = 2
		指定位置から文字列をリバースで表示する.
	MD = 3
		モード表示ウィンドウをクローズする.
	MD = 4
		入力ウィンドウをオープンする.
	MD = 5
		指定位置から文字列をノーマルで表示する.
	MD = 6
		指定位置から文字列をリバースで表示する.
	MD = 7
		指定のポジション以降を元に戻す.
	MD = 8
		侯補ウィンドウをオープンする.
	MD = 9
		指定位置から文字列をノーマルで表示する.
	MD = 10
		指定位置から文字列をリバースで表示する.
	MD = 11
		侯補ウィンドウをクローズする.

MD = 0,3,4,8,11
	move	MD,-(sp)
	DOS	_HENDSP
	addq.l	#2,sp

MD = 7
	move	POS,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_HENDSP
	addq.l	#4,sp

MD = 1,2,5,6,9,10
	pea	(MESPTR)
	move	POS,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_HENDSP
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff19	_CURDRV		カレントドライブを得る

返値	カレントドライブの番号(0:A 1:B … 25:Z)

	カレントドライブの値を調べる.

==============================================================================

$ff1a	_GETSS		文字列の入力

引数	BUFFER.l	入力バッファのポインタ

返値	入力文字数

	BUFFER で指定した入力バッファに、改行までの入力文字列を書き込む.
	改行文字は、ヌル文字に置き換えられる.
	ブレークチェックはしない(VOID/NEWLINE で改行しない).
	最大入力文字数を超えた場合は、警告を出すが終了はしない.
	入力バッファの内容は以下の通り.

offset	size
0	1.b	最大入力文字数	: n
1	1.b	(実際に入力された文字数)
2	n+1.b	入力文字列

	pea	(BUFFER)
	DOS	_GETSS
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff1b	_FGETC		ファイルハンドルから 1 バイト入力

引数	FILENO.w	ファイルハンドル

返値	入力した 1 バイトコード

	FILENO で指定したファイルハンドルから入力があるまで待ち、入力があった
	らそのコードを返す.

==============================================================================

$ff1c	_FGETS		ファイルハンドルから文字列入力

引数	BUFFER.l	入力バッファのポインタ
	FILENO.w	ファイルハンドル

返値	入力文字数

	FILENO で指定したファイルハンドルから改行までの文字列を入力し、BUFFER
	で指定した入力バッファに書き込む. 改行文字はヌル文字に置き換えられる.
	ブレークチェックはしない(VOID/NEWLINE で改行しない).
	最大入力文字数を超えた場合は、最大入力文字数まで入れて終了する.
	入力バッファの内容は以下の通り.

offset	size
0	1.b	最大入力文字数	: n
1	1.b	(実際に入力された文字数)
2	n+1.b	入力文字列

	move	FILENO,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	DOS	_FGETS
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff1d	_FPUTC		ファイルハンドルに 1 バイト出力

引数	CODE.w		1 バイトコード
	FILENO.w	ファイルハンドル

	CODE で指定した 1 バイトコードを、FILENO で指定したファイルハンドルに
	出力する.

	move	FILENO,-(sp)
	move	CODE,-(sp)
	DOS	_FPUTC
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff1e	_FPUTS		ファイルハンドルに文字列出力

引数	MESPTR.l	文字列のポインタ
	FILENO.w	ファイルハンドル

	MESPTR で指定した文字列を、FILENO で指定したファイルハンドルに出力する.
	文字列の末尾のヌル文字は出力しない.

	move	FILENO,-(sp)
	pea	(MESPTR)
	DOS	_FPUTS
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff1f	_ALLCLOSE	全ファイルのクローズ

	オープンしたファイルを全てクローズする.

==============================================================================

$ff20	_SUPER		スーパーバイザ/ユーザーモードの切り替え

引数	STACK.l		切り替えモード(0 若しくは SSP に設定するアドレス)

返値	STACK = 0
		前の SSP の値(負数ならエラーコード)

	切り替えモード STACK の値に従って、スーパーバイザ/ユーザーモードを切り
	替える.

	STACK = 0
		USP の値を SSP に設定し、スーパーバイザモードに切り替える.
	STACK = その他
		STACK を SSP に設定し、ユーザーモードに切り替える.

	pea	(STACK)
	DOS	_SUPER
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff21	_FNCKEY		再定義可能なキーの読み出し/設定

引数	MODE.w		モード及びキー番号(MD.b×256+FNO.b)
	BUFFER.l	データバッファのポインタ

返値	d0.l =	0	正常終了
		-1	キー番号が異常

	モード MD の値によって、再定義可能なキーの収得/設定をする.
	この DOS コールは、CON デバイス(コンソール)でサポートされる.
	MODE の上位 8bit にモード MD、下位 8bit にキー番号 FNO を指定する.

	MD = 0	収得
	MD = 1	設定(同時にファンクションキーの表示も行なうが、32行モードの時
		は表示しない)

	FNO	キー名
	 0	全てのキー
	 1~10	F01~F10
	11~20	SHIFT+F01~F10
	21	ROLL UP
	22	ROLL DOWN
	23	INS
	24	DEL
	25	UP(↑)
	26	LEFT(←)
	27	RIGHT(→)
	28	DOWN(↓)
	29	CLR
	30	HELP
	31	HOME
	32	UNDO

	BUFFER は収得/設定のためのバッファで、大きさは FNO の値によって異なる.

	FNO =  0	712 バイト(32×20+6×12 バイト)
	FNO =  1~20	 32 バイト(31 バイト+$00)
	FNO = 21~32	  6 バイト( 5 バイト+$00)

	pea	(BUFFER)
	move	MODE,-(sp)
	DOS	_FNCKEY
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff22	_KNJCTRL	仮名漢字変換用ファンクションコールの呼び出し

	この DOS コールは、日本語 FP のファンクションコールで使用する.

==============================================================================

$ff23	_CONCTRL	コンソールの制御/直接出力

引数	MD.w		コントロールモード(この値によって引数が異なる)
	CODE.w		1 バイトコード
	MESPTR.l	文字列のポインタ
	ATR.w		文字属性
	X.w		カーソル位置指定
	Y.w		カーソル位置指定
	N.w		カーソル相対移動指定
	MOD.w		画面制御指定
	YS.w		スクロール範囲指定
	YL.w		スクロール範囲指定

返値	MD = 0~13,15,17,18
		d0.l = 0 (正常終了の場合)
	MD = 14,16
		前のモード

	コントロールコード MD の値に従って、コンソールから直接入力/制御を行う.
	この DOS コールは CON デバイスでサポートされる.

	MD = 0
		CODE で指定した 1 バイトコードを表示する(IOCS _B_PUTC).
	MD = 1
		MESPTR で指定した文字列を表示する(IOCS _B_PRINT).
	MD = 2
		ATR で指定した文字属性を設定する(IOCS _B_COLOR).
	MD = 3
		カーソルを X、Y で指定した位置に設定する(IOCS _B_LOCATE).
	MD = 4
		カーソルを 1 行下に移動する. 最下行でスクロールアップする
		(IOCS _B_DOWN_S).
	MD = 5
		カーソルを 1 行上に移動する. 先頭行でスクロールダウンする
		(IOCS _B_UP_S).
	MD = 6
		カーソルを N 行上に移動するが、スクロールはしない(IOCS _B_UP).
	MD = 7
		カーソルを N 行下に移動するが、スクロールはしない(IOCS _B_DOWN).
	MD = 8
		カーソルを N 桁右に移動するが、スクロールはしない(IOCS _B_RIGHT).
	MD = 9
		カーソルを N 桁左に移動するが、スクロールはしない(IOCS _B_LEFT).
	MD = 10
		モード MOD の値に従って、画面を消去する(IOCS _B_CLR_ST).

		MOD = 0		カーソル位置から最終行右端まで
		MOD = 1		先頭行左端からカーソル位置まで
		MOD = 2		画面全体(カーソルは先頭行左端に移動する)
	MD = 11
		モード MOD の値に従って、現在行を消去する(IOCS _ERA_ST).

		MOD = 0		カーソル位置から行の右端まで
		MOD = 1		行の左端からカーソル位置まで
		MOD = 2		カーソル行全体
	MD = 12
		カーソル行に N 行挿入する(IOCS _B_INS).
	MD = 13
		カーソル行から N 行削除する(IOCS _B_DEL).
	MD = 14
		モード MOD の値に従って、ファンクションキー行のモードを設定し、
		前のモードを返す. スクロール範囲はリセットされる.

		MOD =  0	ファンクションキーを表示(スクロール範囲は 0 か
				ら 31 行分)
		MOD =  1	シフトファンクションキーを表示(同上)
		MOD =  2	何も表示しない(同上)
		MOD =  3	何も表示しない(スクロール範囲は 0 から 32 行分)
		MOD = -1	現在のモードを調べる.
	MD = 15
		YS、YL でスクロール範囲を設定する.
		スクロール後、カーソルは先頭行左端に移動する.
		YS+YL の値は、ファンクションキー行のモードが 3 の時は 32 まで、
		それ以外は 31 までの範囲で指定する.
		絶対座標の (0,YS) が 論理座標の (0,0) となる.
	MD = 16
		モード MOD に従って画面モードを設定し、前のモードを返す.

		MOD	表示画面	グラフィック
		0	768×512	    なし
		1	768×512	   16 色
		2	512×512	    なし
		3	512×512	   16 色
		4	512×512	  256 色
		5	512×512	65536 色
		-1	現在のモードを調べる.
	MD = 17
		カーソルを表示するモードにする(IOCS _OS_CURON).
	MD = 18
		カーソルを表示しないモードにする(IOCS _OS_CUROF).

	MD = 6~9,12~13 で N = 0 を指定した場合は N = 1 として扱われる.

MD = 0
	move	CODE,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 1
	pea	(MESPTR)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#6,sp

MD = 2
	move	ATR,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 3
	move	Y,-(sp)
	move	X,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#6,sp

MD = 4,5,17,18
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#2,sp

MD = 6~9,12~13
	move	N,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 10,11,14,16
	move	MOD,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 15
	move	YL,-(sp)
	move	YS,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_CONCTRL
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff24	_KEYCTRL	コンソールの状態検査/直接入力

引数	MD.w		コントロールモード(この値によって引数が異なる)
	GROUP.w		キーコードグループ
	INSMODE.w	INS キーのモード(-1:ON 0:OFF)

返値	MD = 0,1
		入力されたキーコード
	MD = 2
		シフトキーの状態(bit = 1 で押されている)

			bit 10	全角
			bit  9	ひらがな
			bit  8	INS
			bit  7	CAPS
			bit  6	コード入力
			bit  5	ローマ字
			bit  4	かな
			bit  3	OPT.2
			bit  2	OPT.1
			bit  1	CTRL
			bit  0	SHIFT
	MD = 3
		キーの状態

	コントロールコード MD の値に従って、直接コンソールから入力/状態検査を
	行う.
	この DOS コールは CON デバイスでサポートされる.

	MD = 0
		キーを入力する.
	MD = 1
		キーコードを先読みする.
	MD = 2
		シフトキーの状態を調べる.
	MD = 3
		GROUP で指定したキーコードグループのキー状態を調べる.
	MD = 4
		INS キーを ON/OFF する.

MD = 0~2
	move	MD,-(sp)
	DOS	_KEYCTRL
	addq.l	#2,sp

MD = 3
	move	GROUP,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_KEYCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 4
	move	INSMODE,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_KEYCTRL
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff25	_INTVCS		ベクタの処理アドレスの設定

引数	INTNO.w		ベクタ番号
	JOBADR.l	指定ベクタの処理アドレス

返値	指定ベクタの前の処理アドレス

	ベクタ番号 INTNO で指定するベクタに JOBADR を設定し、以前の設定アドレ
	スを返す.

	INTNO =     0~$00ff	割り込み
	INTNO = $0100~$01ff	IOCS コール
	INTNO = $ff00~$ffff	 DOS コール

	trap #10~14 及び _EXITVC のアドレスを変更した場合、PSP 内のワークも変
	更される. また、_ERRJVC では更にアボート時の sr,ssp をこの DOS コール
	が実行された瞬間のものに変更する. _CTRLVC の場合は _ERRJVC の処理に加
	えて CTRL-C によるアボート時の sr,ssp も変更する.

	pea	(JOBADR)
	move	INTNO,-(sp)
	DOS	_INTVCS
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff26	_PSPSET		プロセス管理ポインタの作成

引数	PSPADR.l	プロセス管理ポインタのアドレス(メモリ管理ポインタ+16)

返値	常に 0

	PSPADR で指定したアドレスに、プログラム終了時の様々な情報を作成する.
	プロセス管理ポインタ PSPADR はメモリ管理ポインタ+$10 のアドレスでなく
	てはならず、その大きさは 240 バイト.

	pea	(PSPADR)
	DOS	_PSPSET
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff27	_GETTIM2	時刻を得る(ロングワード)

返値	現在の時刻

		%0000_0000_000t_tttt_00mm_mmmm_00ss_ssss
		bit 20~16	時(0~23 時)
		bit 13~ 8	分(0~59 分)
		bit  5~ 0	秒(0~59 秒)

	現在の時刻を調べる. DOS _GETTIME との違いは、秒が 1 秒単位なので返値が
	ロングワードになっていること.

==============================================================================

$ff28	_SETTIM2	時刻の設定(ロングワード)

引数	TIME.l		時刻(形式は DOS _GETTIM2 の返値と同じ)

返値	エラーコード

	時刻を TIME の値に設定する. DOS _SETTIME との違いは、秒が 1 秒単位なの
	で TIME がロングワードになっていること.

	move.l	TIME,-(sp)
	DOS	_SETTIM2
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff29	_NAMESTS	ファイル名の展開

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	エラーコード

	FILE で指定したファイルを、BUFFER で指定したバッファに展開する.
	バッファは 88 バイトで、内容は以下の通り.

offset	size
0	1.b	NAMWLD	0:ワイルドカードなし -1:ファイル指定なし
			(ワイルドカードの文字数)
1	1.b	NAMDRV	ドライブ番号(A=0,B=1,…,Z=25)
2	65.b	NAMPTH	パス('\'+あればサブディレクトリ名+'\')
67	8.b	NAMNM1	ファイル名(先頭 8 文字)
75	3.b	NAMEXT	拡張子
78	10.b	NAMNM2	ファイル名(残りの 10 文字)

	pea	(BUFFER)
	pea	(FILE)
	DOS	_NAMESTS
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff2a	_GETDATE	日付を得る

返値	現在の日付

		%0000_0000_0000_0www_yyyy_yyym_mmmd_dddd
		bit 18~16	曜日(0~6)
		bit 15~ 9	年-1980(0~99)
		bit  8~ 5	月(1~12 月)
		bit  4~ 0	日(1~31 日)

	現在の日付を調べる. 曜日は 0~6 が日~土曜日を表し、年は西暦から 1980
	を引いた値が 0~99 まで設定されている.

==============================================================================

$ff2b	_SETDATE	日付の設定

引数	DATE.w		日付

返値	エラーコード

	DATE の値を日付に設定する. DATE の形式は以下の通りで、年は西暦から
	1980 を引いた値を 0~99 まで設定する.

	%yyyy_yyym_mmmd_dddd
	bit 15~ 9	年-1980(0~99)
	bit  8~ 5	月(1~12 月)
	bit  4~ 0	日(1~31 日)

	move	DATE,-(sp)
	DOS	_SETDATE
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff2c	_GETTIME	時刻を得る

返値	現在の時刻(下位ワードのみ意味がある)

		%tttt_tmmm_mmms_ssss
		bit 15~11	時  (0~23 時)
		bit 10~ 5	分  (0~59 分)
		bit  4~ 0	秒/2(0~29 秒)

	現在の時刻を調べる. 返値のうち秒は 2 秒単位で表し、実際の秒を 2 で割っ
	た値になる. DOS _GETTIM2 との違いは、秒が 2 秒単位なので返値がワードに
	なっていること.

==============================================================================

$ff2d	_SETTIME	時刻の設定

引数	TIME.w		時刻(形式は DOS _GETTIME の返値と同じ)

返値	エラーコード

	時刻を TIME の値に設定する. このうち秒は 2 秒単位で表し、実際の秒を 2
	で割った値になる. したがって、設定する値は 0~29 まで. DOS SETTIM2 と
	の違いは、秒が 2 秒単位なので TIME がワードになっていること.

	move	TIME,-(sp)
	DOS	_SETTIME
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff2e	_VERIFY		ベリファイフラグの設定

引数	FLG.w		ベリファイフラグ(0:ベリファイしない、1:する)

	ベリファイフラグを設定する.

	move	FLG,-(sp)
	DOS	_VERIFY
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff2f	_DUP0		ファイルハンドルの強制複写

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	NEWNO.w		複写先のファイルハンドル

返値	NEWNO の前の値(負数ならエラーコード)

	ファイルハンドル FILENO を、2 個目の ファイルハンドル NEWNO に強制複写
	する. これにより 1 個のファイルに 2 個のファイルハンドルが与えられ、同
	一ファイルの操作を複数のファイルハンドルで行うことが出来るようになる.
	クローズすると元の番号に戻る.
	指定できる NEWNO は 0~4 で、それ以上は DUP2 で指定する.

	move	NEWNO,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_DUP0
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff30	_VERNUM		OS のバージョン検査

返値	バージョン番号

		bit 31~24	'6'($36)
		bit 23~16	'8'($38)
		bit 15~ 8	バージョン番号の整数部
		bit  7~ 0	バージョン番号の小数部

	Human68k のバージョン番号を調べる.

==============================================================================

$ff31	_KEEPPR		常駐終了

引数	PRGLEN.l	常駐バイト数
	CODE.w		終了コード

	PRGLEN バイトを残して、プロセスを終了する(PSP 部分を含まない). 指定さ
	れたバイト数が確保できない場合は現在のメモリブロックの大きさのまま常駐
	終了する. オープンしたファイルハンドルはクローズされる.
	実際にメモリに常駐するサイズは、指定した常駐バイト数+メモリ管理ポイン
	タ 16 バイト+プロセス管理ポインタ 240 バイトとなる.

	move	CODE,-(sp)
	move.l	PRGLEN,-(sp)
	DOS	_KEEPPR

==============================================================================

$ff32	_GETDPB		ドライブパラメータブロックの複写

引数	DRIVE.w		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	DPBPTR.l	バッファのポインタ

返値	エラーコード

	DRIVE で指定したドライブのドライブパラメータブロックを、Human68k
	version 1 互換の形式に変換して、DPBPTR で指定した 94 バイトのバッファ
	に複写する.
	Human68k version 1 互換形式 DPB の内容は以下の通り.

offset	size
0	1.b	ドライブ番号(0:A 1:B … 25:Z)
1	1.b	デバイスドライバで使うユニット番号
2	1.w	1 セクタ当りのバイト数
4	1.b	1 クラスタ当りのセクタ数-1
5	1.b	クラスタ→セクタのシフト数
		bit 7 = 1 で MS-DOS 形式 FAT(16bit Intel 配列)
6	1.w	FAT の先頭セクタ番号
8	1.b	FAT 領域の個数
9	1.b	FAT の占めるセクタ数(複写分を除く)
10	1.w	ルートディレクトリに入るファイルの個数
12	1.w	データ領域の先頭セクタ番号
14	1.w	総クラスタ数+1
16	1.w	ルートディレクトリの先頭セクタ番号
18	1.l	デバイスドライバへのポインタ
22	1.b	メディアバイト
23	1.b	DPB 使用フラグ(-1 なら書き込みが行われた)
24	1.l	次の DPB へのポインタ(-1 で末尾)
28	1.w	カレントディレクトリのクラスタ番号(0 はルートを表す)
30	64.b	カレントディレクトリの文字バッファ

	pea	(DPBPTR)
	move	DRIVE,-(sp)
	DOS	_GETDPB
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff33	_BREAKCK	ブレークチェックの設定

引数	FLG.w		機能及びモード(FUNC.b×256+MODE.b)
			FLG = -1 の場合は FUNC = 0 と同じ.

返値	設定状況(MODE の 0~2 と同じ)

	フラグ FLG の値に従って、ブレークチェックを設定する.
	返値は今設定した値そのものであるので注意すること.

	FUNC =	0	DOS コールでのブレークチェックを設定する.
		MODE =	0	指定の DOS コールのみ検査する.
			1	全ての DOS コールで検査する.
			2	全ての DOS コールで検査しない.
			-1	設定状況を調べる.

	指定の DOS コールは、ブレークチェックをする以下のコールを指す.

	$ff01	GETCHAR
	$ff02	PUTCHAR
	$ff03	COMINP
	$ff04	COMOUT
	$ff05	PRNOUT
	$ff08	GETC
	$ff09	PRINT
	$ff0a	GETS
	$ff0b	KEYSNS
	$ff0c	KFLUSH
	$ff0d	FFLUSH
	$ff1e	FPUTS

	FUNC =	1	CTRL+C のモードを設定する.
	FUNC =	2	CTRL+N のモードを設定する.
	FUNC =	3	CTRL+P のモードを設定する.
	FUNC =	4	CTRL+Q のモードを設定する.
	FUNC =	5	CTRL+S のモードを設定する.
		それぞれ MODE の内容は以下の通り.
		MODE =	0	無効
			1	有効
			-1	設定状況を調べる.

	move	FLG,-(sp)
	DOS	_BREAKCK
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff34	_DRVXCHG	ドライブの入れ替え

引数	OLD.w		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	NEW.w		ドライブ番号(〃)

返値	OLD = -1、NEW = -1
		カレントドライブの新しいドライブ番号(0:A 1:B … 25:Z)
	その他
		エラーコード

	OLD で指定したドライブと、NEW で指定したドライブを入れ替える.
	OLD、NEW ともに -1 を指定すると、全てのドライブ変更を元に戻す.

	move	NEW,-(sp)
	move	OLD,-(sp)
	DOS	_DRVXCHG
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff35	_INTVCG		ベクタの処理アドレスを得る

引数	INTNO.w		ベクタ番号

返値	指定ベクタの処理アドレス

	ベクタ番号 INTNO で指定したベクタの処理アドレスを調べる.

	INTNO =     0~$00ff	割り込み
	INTNO = $0100~$01ff	IOCS コール
	INTNO = $ff00~$ffff	 DOS コール

	move	INTNO,-(sp)
	DOS	_INTVCG
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff36	_DSKFRE		ディスクの残り容量を得る

引数	DRIVE.w		ドライブ番号
	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	使用可能なバイト数(最大 2GB、負数ならエラーコード)

	DRIVE で指定したドライブのディスクの残り容量を調べ、結果を BUFFER で指
	定した 8 バイトのバッファに書き込む.

offset	size
0	1.w	使用可能なクラスタ数
2	1.w	総クラスタ数
4	1.w	1 クラスタ当りのセクタ数
6	1.w	1 セクタ当りのバイト数

	pea	(BUFFER)
	move	DRIVE,-(sp)
	DOS	_DSKFRE
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff37	_NAMECK		ファイル名の展開

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	d0.l = $ff	ファイル指定なし
	d0.l =   0	ワイルドカード指定なし
	d0.l <   0	エラーコード(BUFFER の内容は意味がない)
	d0.l = その他	ワイルドカード指定あり(d0.l はワイルドカードの文字数)

	FILE で指定したファイルを、BUFFER で指定した 91 バイトのバッファに展開
	する.

offset	size
0	  1+1.b	ドライブ名+':'
2	 64+1.b	パス名+0
67	 18+1.b	ファイル名+0
86	1+3+1.b	拡張子('.'+拡張子+0)

	pea	(BUFFER)
	pea	(FILE)
	DOS	_NAMECK
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff39	_MKDIR		サブディレクトリの作成

引数	FILE.l		ディレクトリ名のポインタ

返値	エラーコード

	FILE で指定したサブディレクトリを作成する.
	成功した場合の返値は通常 0 であるが、特殊デバイスドライバが対象の時は
	正の整数が返る場合がある.

	pea	(FILE)
	DOS	_MKDIR
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff3a	_RMDIR		サブディレクトリの削除

引数	FILE.l		ディレクトリ名のポインタ

返値	エラーコード

	FILE で指定したサブディレクトリを削除する. 指定するディレクトリは空で
	なくてはならず、またカレントディレクトリ・ルートディレクトリやシステム
	属性・読み込み専用属性のディレクトリは削除出来ない.
	成功した場合の返値は通常 0 であるが、特殊デバイスドライバが対象の時は
	正の整数が返る場合がある.

	pea	(FILE)
	DOS	_RMDIR
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff3b	_CHDIR		カレントディレクトリの変更

引数	FILE.l		ディレクトリ名のポインタ

返値	エラーコード

	カレントディレクトリを FILE で指定したディレクトリに変更する.
	成功した場合の返値は通常 0 であるが、特殊デバイスドライバが対象の時は
	正の整数が返る場合がある.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(長さが 22 文字のサブディレ
	クトリへの変更が失敗する).

	pea	(FILE)
	DOS	_CHDIR
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff3c	_CREATE		ファイルの作成

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	ATR.w		ファイル属性(%XLAD_VSHR)

返値	作成したファイルのファイルハンドル(負数ならエラーコード)

	FILE で指定したファイルを ATR で指定した属性で作成する. ATR が 0 の場
	合はアーカイブ属性と見なされる.
	同名ファイルが既に存在していた場合はそのファイルの内容は失われるが、そ
	れがディレクトリかボリュームラベル、またはシステム属性・読み込み専用属
	性のファイルであった場合には削除せずエラーになる.
	ATR の最上位ビットを立てると、同名ファイルが存在しても削除せずに新しい
	ファイルを作成する.

	move	ATR,-(sp)
	pea	(FILE)
	DOS	_CREATE
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff3d	_OPEN		ファイルのオープン

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	MODE.w		アクセスモード

返値	オープンしたファイルのファイルハンドル(負数ならエラーコード)

	FILE で指定したファイルを MODE で指定したアクセスモードでオープンする.
	システム属性・読み込み専用属性のファイルを書き込み・読み書きモードでオ
	ープンする事は出来ない.
	MODE の内容は以下の通り.

	bit    8	辞書アクセスモード
			%1	辞書用の特殊なファイルハンドルを使用する
				(ユーザーは使用禁止).
			%0	通常
	bit 6~4	シェアリングモード
			%100	常に許可
			%011	書き込みのみ許可
			%010	読み込みのみ許可
			%001	常に禁止
			%000	互換モード
	bit 1~0	リード/ライトモード
			%10	読み込み/書き込みモード
			%01	書き込みモード
			%00	読み込みモード

	bit 6~4 で指定するシェアリングモードとは、複数のプロセスによるファイ
	ルの共有を規制するもので、複数のプロセスが並列に実行されている場合、同
	一ファイルに対して複数のプロセスが同時に読み書きを行う恐れがあるので、
	適切なシェアリングモードを指定して、ファイルアクセスの排他制御を行う必
	要がある.

	move	MODE,-(sp)
	pea	(FILE)
	DOS	_OPEN
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff3e	_CLOSE		ファイルのクローズ

引数	FILENO.w	ファイルハンドル

返値	エラーコード

	FILENO で指定したファイルハンドルをクローズする.

	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_CLOSE
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff3f	_READ		ファイルから読み込む

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	BUFFER.l	読み込みバッファのポインタ
	LEN.l		読み込むバイト数

返値	実際に読み込んだバイト数(負数ならエラーコード)

	FILENO で指定したファイルハンドルから、LEN で指定するバイト数を BUFFER
	で指定するバッファに読み込む. 実行後、ファイルポインタは読み込んだバイ
	ト数だけ後方に移動する. LEN = 0 の場合は現在のファイルポインタ位置以降
	を切り捨て、ファイルサイズを縮小する.
	返値が指定したバイト数より小さければ、ファイルを終わりまで読み込んだこ
	とを意味する.

	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_READ
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff40	_WRITE		ファイルへ書き込む

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	BUFFER.l	書き込みバッファのポインタ
	LEN.l		書き込むバイト数

返値	実際に書き込んだバイト数(負数ならエラーコード)

	FILENO で指定したファイルハンドルに、LEN で指定するバイト数を BUFFER
	で指定するバッファから書き込む. 実行後、ファイルポインタは書き込んだバ
	イト数だけ後方に移動する.
	返値が指定したバイト数より小さい時は、ディスクの空き容量が足りなくなっ
	たことを意味する.

	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_WRITE
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff41	_DELETE		ファイルの削除

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ

返値	エラーコード

	FILE で指定したファイルを削除する. ワイルドカードの指定や、ディレクト
	リかボリュームラベル、またはシステム属性・読み込み専用属性のファイルの
	削除は出来ない.

	pea	(FILE)
	DOS	_DELETE
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff42	_SEEK		ファイルポインタの移動

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	OFFSET.l	オフセット
	MODE.w		移動モード

返値	先頭からのオフセット(負数ならエラーコード)

	FILENO で指定したファイルのポインタを、MODE で指定した位置から OFFSET
	で指定したバイト数だけ移動する. ポインタをファイル終端以降若しくは先頭
	より前方に移動するとエラーになる.
	キャラクタデバイスはシーク出来ず、現在位置は常に 0 が返る.

	MODE = 0	先頭
	MODE = 1	現在位置(オフセットに負数を指定することで前方にも移動可能)
	MODE = 2	終端(オフセットは 0 若しくは負数のみ指定可能)

	move	MODE,-(sp)
	move.l	OFFSET,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_SEEK
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff43	_CHMOD		ファイル属性の変更

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	ATR.w		ファイル属性(%XLAD_VSHR)

返値	指定したファイルの属性(負数ならエラーコード)

	FILE で指定したファイルを ATR で指定した属性に変更する.
	ATR = -1 の時、ファイルの属性を調べる.

	move	ATR,-(sp)
	pea	(FILE)
	DOS	_CHMOD
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff44	_IOCTRL		デバイスドライバの ioctrl による直接入出力

引数	MD.w		コントロールモード(この値によって引数が異なる)
	FILENO.w	ファイルハンドル
	DT.w		装置情報
	DRIVE.w		装置番号
	BUFFER.l	バッファのポインタ
	LEN.l		読み書きバイト数
	COUNT.w		リトライ回数
	TIME.w		リトライ待機時間
	F_CODE.w	ファンクション番号

返値	MD = 0,1,10
		装置情報
		(下位バイトは FCB、上位バイトはデバイスヘッダから収得される)

		bit 15	0:ブロックデバイス	 1:キャラクタデバイス
		bit 14	0:IOCTRL 不可		 1:可能
		bit 13	0:ローカル		 1:リモート
		bit  7	0:ブロックデバイス	 1:キャラクタデバイス
		bit  6	0:特殊 IOCTRL 不可	 1:可能
		(キャラクタデバイスの場合)
		bit  5	0:COOKED モード		 1:RAW モード
		bit  3	1:CLOCK デバイス
		bit  2	1: NUL  〃
		bit  1	1:標準出力(CON)デバイス
		bit  0	1:標準入力(CON)〃
		(ブロックデバイスの場合)
		bit  5	0:ローカル		 1:リモート
		bit 4~0 ドライブ番号

	MD = 9
		装置情報

		bit 15	0:ブロックデバイス	 1:キャラクタデバイス
		bit 14	0:IOCTRL 不可		 1:可能
		bit 13	0:ローカル		 1:リモート
		bit  5	0:ローカル		 1:リモート (bit 13 と同じ)

	MD = 2~5
		実際に読み書きしたバイト数
	MD = 6
		入力ステータス(0:不可 -1:可)
	MD = 7
		出力ステータス(0:不可 -1:可)
	MD = 11,12,13
		デバイスドライバによる.

	モード MD の値に従って、デバイスドライバに直接入出力する. ただし、デバ
	イスヘッダの IOCTRL ビットが 0 の場合は、入出力出来ない.

	MD = 0
		FILENO で指定したファイルハンドルの装置情報を調べる.
	MD = 1
		FILENO で指定したファイルハンドルに装置情報を設定する.
		変更できるのはキャラクタデバイスの COOKED/RAW モードの属性だけ.
	MD = 2
		FILENO で指定したファイルハンドルから、BUFFER で指定したバッフ
		ァに LEN で指定したバイト数だけ読み込む.
	MD = 3
		FILENO で指定したファイルハンドルに、BUFFER で指定したバッファ
		から LEN で指定したバイト数だけ書き込む.
	MD = 4
		DRIVE で指定したドライブから、BUFFER で指定したバッファに LEN
		で指定したバイト数だけ読み込む.
		リモートドライブからの入力は常にエラーが返る.
	MD = 5
		DRIVE で指定したドライブに、BUFFER で指定したバッファから LEN
		で指定したバイト数だけ書き込む.
		リモートドライブへの出力は常にエラーが返る.
	MD = 6
		FILENO で指定したファイルハンドルの入力ステータスを調べる.
		リモートファイルの検査は常に失敗する.
	MD = 7
		FILENO で指定したファイルハンドルの出力ステータスを調べる.
		リモートファイルの検査は常に失敗する.
	MD = 9
		DRIVE で指定したドライブがローカルかリモートかを調べる.
		実際には装置情報を調べているだけである.
	MD = 10
		FILE で指定したドライブがローカルかリモートかを調べる.
		実際には装置情報を調べているだけである.
	MD = 11
		指定した COUNT 及び TIME をリトライ数/待機時間に設定する.
	MD = 12
		ファイルハンドルによる特殊コントロールを行なう.
		Human68k version 3.02 では正常に動作しない(キャラクタデバイス
		に対して特殊 ioctrl が出来るかどうかの検査に失敗する).
	MD = 13
		ドライブによる特殊コントロールを行なう.
		特殊 ioctrl に対応しているデバイスドライバは現在確認して
		いるものでは DISK2HD 及び susie.x がある.

MD = 0,6,7,10
	move	FILENO,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 1
	move	DT,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	addq.l	#6,sp

MD = 2,3
	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move	FILENO,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	lea	(12,sp),sp

MD = 4,5
	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move	DRIVE,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	lea	(12,sp),sp

MD = 9
	move	DRIVE,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	addq.l	#4,sp

MD = 11
	move	TIME,-(sp)
	move	COUNT,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	addq.l	#6,sp

MD = 12,13
	pea	(BUFFER)
	move	F_CODE,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	IOCTRL
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff45	_DUP		ファイルハンドルの複写

引数	FILENO.w	ファイルハンドル

返値	新しいファイルハンドル(負数ならエラーコード)

	ファイルハンドル FILENO を複写して、2 個目のファイルハンドルを作る.
	同一ファイルのファイルハンドルは、同じファイルポインタを使用するのでど
	ちらのファイルハンドルを使ってもファイルの操作が出来るようになる.

	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_DUP
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ff46	_DUP2		ファイルハンドルの強制複写

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	NEWNO.w		複写先のファイルハンドル

返値	エラーコード

	ファイルハンドル FILENO を 2 個目のファイルハンドル NEWNO に強制的に複
	写する.
	NEWNO で指定したファイルハンドルが既にオープンされている場合は、自動的
	にクローズしてから複写する.

	move	NEWNO,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_DUP2
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff47	_CURDIR		カレントディレクトリを得る

引数	DRIVE.w		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	エラーコード

	DRIVE で指定したドライブのカレントディレクトリを、BUFFER で指定した 65
	バイトのバッファに書き込む. ドライブ名・ルートディレクトリを表す '\'
	及び終端の '\' は付かない.

	pea	(BUFFER)
	move	DRIVE,-(sp)
	DOS	_CURDIR
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff48	_MALLOC		メモリの確保

引数	LEN.l		確保するバイト数

返値	確保したメモリブロックのポインタ(MSP+$10)
		d0.l = $81??????	指定した量は確保不可能
					($?????? は確保可能なバイト数).
		d0.l = $8200000?	完全に確保不可能($? は不定).

	LEN で指定したバイト数のメモリを確保する. LEN が $1000000 以上の場合は
	必ずエラーになり、確保可能な最大バイト数を調べる事が出来る.

	move.l	LEN,-(sp)
	DOS	_MALLOC
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff49	_MFREE		メモリブロックの解放

引数	MEMPTR.l	メモリブロックのポインタ

返値	エラーコード

	MEMPTR で指定したメモリブロックを解放する.
	MEMPTR = 0 の時、自分が確保したメモリを全て解放する.

	pea	(MEMPTR)
	DOS	_MFREE
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff4a	_SETBLOCK	メモリブロックの変更

引数	MEMPTR.l	メモリブロックのポインタ
	LEN.l		変更するバイト数

返値	エラーコード
		d0.l = $81??????	変更不可能($?????? は変更可能なバイト数).
		d0.l = $8200000?	完全に変更不可能($? は不定).

	MEMPTR で指定したメモリブロックを、LEN で指定した大きさに変更する.
	LEN が $1000000 以上の場合は必ずエラーになり、変更可能な最大バイト数を
	調べる事が出来る.

	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(MEMPTR)
	DOS	_SETBLOCK
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff4b	_EXEC		プログラムのロード/実行

引数	MD.w		モジュール番号及びモード(MODULE.b×256+MODE.w)
	FILE.l		ファイル名のポインタ
	CMDLINE.l	コマンドラインのポインタ
	LOADADR.l	ロードアドレス
	EXECADR.l	実行アドレス
	FILE2.l		オーバーレイ X ファイル中のファイル名
	ENVPTR.l	環境のポインタ
	LIMIT.l		リミットアドレス
	TYPE.b		ファイルタイプ(FILE の上位 8bit)

返値	MODE = 0,4
		プロセス終了コード(負数ならエラーコード)
		プロセスが終了した時 d1-d7/a1-a6 は不定.
	MODE = 1
		d0.l	プログラムの実行アドレス(負数ならエラーコード)
		a0.l	メモリ管理ポインタ
		a1.l	プログラムの終わり
		a2.l	コマンドライン
		a3.l	環境のポインタ
		a4.l	実行アドレス
	MODE = 2
		エラーコード
	MODE = 3
		プログラムの長さ(負数ならエラーコード)
	MODE = 5
		モジュール番号×256(負数ならエラーコード)

	モード MODE の値に従って FILE で指定したファイルをロード/実行する.

	MODE = 0
		CMDLINE でコマンドラインを、ENVPTR で環境を指定して、FILE で指
		定したファイルをロードし、実行する.
	MODE = 1
		CMDLINE でコマンドラインを、ENVPTR で環境を指定して、FILE で指
		定したファイルをロードする. 正常終了した場合は必ず MODE = 4 を
		実行すること.
	MODE = 2
		ENVPTR で指定した環境から path を検索して、FILE で指定したコマ
		ンド行をフルパスのファイル名とコマンドラインに分け、FILE と
		CMDLINE の各ポインタに設定する.
		ファイル名バッファ FILE は 90 バイト以上、コマンドラインバッフ
		ァ CMDLINE は 256 バイト以上必要.
	MODE = 3
		LOADADR でロードアドレスを、LIMIT でリミットアドレスを指定して、
		FILE で指定したファイルをロードする.
	MODE = 4
		EXECADR で指定したアドレスからプログラムを実行する.
		MD = 1 でロードした後、実行する時に使用する.
	MODE = 5
		FILE で指定したオーバーレイ X ファイル中の、FILE2 で指定したフ
		ァイルのモジュール番号を調べる.
		バインドリスト先頭からのオフセットが $fffff00 より大きいファイ
		ルは、オフセット値をビット反転した数をモジュール番号として返す.
		ただし、このようなオフセット値が負数のファイルはロード出来ない.
		Human68k version 3.02 では正常に動作しない(FILE2 で指定したフ
		ァイル名の拡張子 1 バイト目を X に変更したファイル名で検索され
		る).

	MODE = 0~2 の時、ENVPTR に 0 を指定した場合は自分の環境を使用する.
	MODE = 0,1,3 の時、MODULE でオーバーレイ X ファイル中の各ファイルのモ
	ジュール番号(0~255)を指定することが可能. また、実行ファイル名の拡張子
	が .X .Z .R のいずれでもない場合は、FILE の上位 8bit でファイルタイプ
	TYPE を指定し、それによってファイルの形式を指定する.

	TYPE = 1	.R
	TYPE = 2	.Z
	TYPE = 3	.X

MD = 0,1
	pea	(ENVPTR)
	pea	(CMDLINE)
	pea	(FILE)
	move.b	TYPE,(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_EXEC
	lea	(14,sp),sp

MD = 2
	pea	(ENVPTR)
	pea	(CMDLINE)
	pea	(FILE)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_EXEC
	lea	(14,sp),sp

MD = 3
	pea	(LIMIT)
	pea	(LOADADR)
	pea	(FILE)
	move.b	TYPE,(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_EXEC
	lea	(14,sp),sp

MD = 4
	pea	(EXECADR)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_EXEC
	addq.l	#6,sp

MD = 5
	pea	(FILE2)
	pea	(FILE)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_EXEC
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff4c	_EXIT2		終了コードを指定して終了

引数	CODE.w		終了コード

	CODE で指定した終了コードでプログラムを終了する.
	オープンしたファイルハンドルはクローズされる.

==============================================================================

$ff4d	_WAIT		プロセスの終了コードを得る

返値	終了コード

	実行したプロセスの終了コードを調べる.
	DOS _EXEC(MODE = 0,4) の返値と同じ.

==============================================================================

$ff4e	_FILES		ファイルを検索し、情報を得る(最初のファイル)

引数	BUFFER.l	バッファのポインタ
	FILE.l		ファイル名のポインタ
	ATR.w		ファイル属性(%XLAD_VSHR)

返値	エラーコード

	ATR で指定した属性で、FILE で指定したファイル名にあてはまるファイルを
	検索し、ファイル情報を BUFFER で指定した 53 バイトのバッファに書き込む.
	ファイル名にはワイルドカードが使用可能.
	属性は 1 を指定したビットが 1 個でも一致すれば、そのファイルを返す.

	ファイル属性の上位バイトを 1 にすると、ファイル名若しくは拡張子がない
	場合にワイルドカード '*' で補完する("" の検索は "*.*" になり、"foo" の
	検索は "foo.*" として扱われる).

	バッファアドレスの最上位ビットを 1 にすると、通常の情報に加えて検索す
	るファイルのパス名をバッファの 53 バイト目からに書き込む. この場合のバ
	ッファは 141 バイト必要である.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(DOS _DRVXCHGでドライブを交
	換している場合は絶対ドライブ名で返る).

offset	size
0	1.b	検索する属性				┐
1	1.b	〃	ドライブ番号			│
2	1.l	検索中のディレクトリのセクタ番号	│Human68k 内部で
6	1.w	ディレクトリの残りセクタ数		│使用する.
		(ルートの場合のみ有効)			│破壊すると
8	1.w	ディレクトリ上のセクタ先頭からの	│_NFILES 出来ない.
		オフセット(-1 の時該当ファイルなし)	│
10	8.b	検索するファイル名			│
18	3.b	〃	拡張子				┘
21	1.b	属性
22	1.w	最終変更時刻
24	1.w	最終変更月日
26	1.l	ファイルサイズ
30	23.b	ファイル名(主ファイル名+'.'+拡張子+0)

	ただし、TwentyOne 常駐時には内部情報の一部が変更され、TwentyOne 内部の
	ファイル名バッファ EXBUF が不足した場合はエラーコード -8 を返す.

offset	size
0~9	10.b	(標準と同じ)
10	1.l	拡張バッファのアドレス
14	6.b	TwentyOne 拡張フラグ 'Twenty'
20	1.b	エラーフラグ(0:OK 1:ERR)
21	32.b	(標準と同じ)

	move	ATR,-(sp)
	pea	(FIL)
	pea	(BUFFER)
	DOS	_FILES
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff4f	_NFILES		次のファイルを検索し、情報を得る

引数	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	エラーコード

	_FILES で設定されたファイル情報バッファ BUFFER を使用し、次のファイル
	を検索してファイル情報を再度書き込む. BUFFER の内容は _FILES と同じ.

	pea	(BUFFER)
	DOS	_NFILES
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff80	_SETPDB		管理プロセスを移す

引数	PDBADR.l	プロセス管理ポインタ

返値	以前のプロセス管理ポインタ

	PDBADR で指定したプロセスに管理を移す.
	PDBADR は _GETPDB で得られたアドレスでなければならない.

	pea	(PDBADR)
	DOS	_SETPDB)
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ff81	_GETPDB		現在のプロセス情報を得る

返値	現在のプロセス管理ポインタ

	現在のプロセスを表すプロセス管理ポインタを収得する.

==============================================================================

$ff82	_SETENV		環境変数の設定

引数	ENVNAME.l	環境変数名のポインタ
	ENVPTR.l	環境のポインタ
	ENVVAL.l	変数の値のポインタ

返値	エラーコード

	ENVPTR で指定した環境の ENVNAME で指定した変数に、ENVVAL で指定した最
	大 255 バイトの環境変数を設定する. ただし、ENVVAL = 0 及び ENVVAL に空
	文字列を指定した場合は、ENVNAME で指定した変数を消去する.
	ENVPTR に 0 を指定すると自分の環境を使用する.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(環境変数の値が 255 バイトを
	超えている時に暴走する).

	pea	(ENVVAL)
	pea	(ENVPTR)
	pea	(ENVNAME)
	DOS	_SETENV
	lea	(12,sp),sp

==============================================================================

$ff83	_GETENV		環境変数の内容を得る

引数	ENVNAME.l	環境変数名のポインタ
	ENVPTR.l	環境のポインタ
	BUFFER.l	バッファのポインタ

返値	エラーコード

	ENVPTR で指定した環境の、ENVNAME で指定した環境変数の内容を BUFFER で
	指定した 256 バイトのバッファに書き込む.
	ENVPTR に 0 を指定すると自分の環境を使用する.

	pea	(BUFFER)
	pea	(ENVPTR)
	pea	(ENVNAME)
	DOS	_GETENV
	lea	(12,sp),sp

==============================================================================

$ff84	_VERIFYG	ベリファイフラグを得る

返値	設定状況(0:ベリファイしない 1:ベリファイする)

	ベリファイフラグを調べる.

==============================================================================

$ff85	_COMMON		common 領域の制御

引数	MD.w		コントロールモード
	NAME.l		common領域名のポインタ
	POS.l		ポジション(common領域の先頭からのバイト数)
	BUFFER.l	バッファのポインタ
	ID_PSP.l	プロセス ID
	LEN.l		バイト長

返値	MD = 0
		common領域のバイト数(負数ならエラーコード)
	MD = 1,2
		実際に読み書きしたバイト数(負数ならエラーコード)
	MD = 3~5
		エラーコード

	モード MD の値に従って common 領域を制御する.
	この DOS コールによりプロセス間通信が簡単に実現出来る.

	MD = 0
		NAME で指定したcommon領域が存在するか調べ、存在した場合は領域
		の大きさを返す.
	MD = 1
		NAME で指定した common 領域の、POS で指定した位置から LEN で指
		定したバイト数を、BUFFER で指定したバッファに読み込む.
	MD = 2
		NAME で指定した common 領域に、POS で指定した位置から LEN で指
		定したバイト数だけ、BUFFER で指定したバッファから書き込む.
		NAME で指定した common 領域が存在しない場合は作成する.
		LEN に 0 を指定すると切り詰める.
	MD = 3
		NAME で指定した common 領域の、POS で指定した位置から LEN で指
		定したバイト数を、ID_PSP でプロセスを指定してロックする.
		ID_PSP で指定されたプロセス以外のアクセスが禁止される.
	MD = 4
		NAME で指定した common 領域の、POS で指定した位置から LEN で指
		定したバイト数を、ID_PSP でプロセスを指定してロックを解除する.
		ID_PSP で指定されたプロセス以外のアクセスが許可される.
	MD = 5
		NAME で指定したcommon領域を削除する.

MD = 0,5
	pea	(NAME)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_COMMON
	addq.l	#6,sp

MD = 1,2
	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move.l	POS,-(sp)
	pea	(NAME)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_COMMON
	lea	(18,sp),sp

MD = 3,4
	move.l	LEN,-(sp)
	move.l	ID_PSP,-(sp)
	move.l	POS,-(sp)
	pea	(NAME)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_COMMON
	lea	(18,sp),sp

==============================================================================

$ff86	_RENAME		ファイル名の変更/移動

引数	OLD.l		ファイル名のポインタ
	NEW.l		新ファイル名のポインタ

返値	エラーコード

	OLD で指定したファイルを、NEW で指定したファイル名に変更する. システ
	ム属性・読み込み専用属性のファイルはリネーム出来ない.
	OLD と NEW のパスが異なる場合はファイルを移動するが、異なるドライブ間
	の移動や、ディレクトリやボリュームラベル、隠し属性・読み込み専用属性
	のファイルの移動は出来ない.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(新旧両方のファイルが存在し、
	かつ双方の先頭 FAT 番号及びファイルサイズの上位ワードが等しい場合に、
	新ファイル名に変名される).

	pea	(NEW)
	pea	(OLD)
	DOS	_RENAME
	addq.l	#8,sp

==============================================================================

$ff87	_FILEDATE	ファイルの日付/時間の読み出し/設定

引数	FILENO.w	ファイルハンドル
	DATETIME.l	日付及び時間

返値	DATETIME = 0
		ファイルの日時
	DATETIME = その他
		上位ワードが $ffff の時のみエラーコード
		このコールでは負数でもエラーコードではない場合がある.

	FILENO で指定したファイルハンドルの日付と時間の収得/設定をする.
	DATETIME = 0 の時は収得、それ以外は設定をします.

	%yyyy_yyym_mmmd_dddd_tttt_tfff_fffs_ssss
	bit 31~25	年-1980(0~99)
	bit 24~21	月  (1~12 月)
	bit 20~16	日  (1~31 日)
	bit 15~11	時  (0~23 時)
	bit 10~ 5	分  (0~59 分)
	bit  4~ 0	秒/2(0~29 秒)

	秒は 2 秒単位で表し、実際の秒を 2 で割った値を設定する.

	move.l	DATETIME,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_FILEDATE
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff88	_MALLOC2	指定の方法によるメモリの確保

引数	MD.w		コントロールモード
	LEN.l		確保するバイト数
	PAIR.l		管理するプロセスのプロセス管理ポインタ

返値	確保したメモリブロックのポインタ
		d0.l = $81??????	指定された量は確保不可能
					($?????? は確保可能なバイト数).
		d0.l = $8200000?	完全に確保不可能($? は不定).

	モード MD で指定した検索方法で、LEN で指定したバイト数のメモリを確保す
	る. LEN が $1000000 以上の場合は必ずエラーになり、確保可能な最大バイト
	数を調べる事が出来る.

	MD = 0	下位から検索
	MD = 1	必要最小ブロックから検索
	MD = 2	上位から検索

	ただし、MD の最上位ビットが 1 の場合、確保したメモリブロックの親プロセ
	スのプロセス管理ポインタを呼び出し側が指定できる. その場合、引数として
	設定するプロセス管理ポインタのアドレスを渡すこと.

[通常]
	move.l	LEN,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_MALLOC2
	addq.l	#6,sp

[指定モード]
	pea	(PAIR)
	move.l	LEN,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_MALLOC2
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ff8a	_MAKETMP	テンポラリファイルの作成

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	ATR.w		ファイル属性(%XLAD_VSHR)

返値	作成したファイルのファイルハンドル(負数ならエラーコード)

	FILE で指定したテンポラリファイルを ATR で指定した属性で作成する.
	ファイル名には '?' を含めることができ、作成時に数字に置き換えられて存
	在しないファイル名になるまで加算して検索される. 数字を指定した場合はそ
	の数字から検索される.
	FILE で指定したファイル名はこの DOS コールにより書き換えられるので注意
	すること.

	move	ATR,-(sp)
	pea	(FILE)
	DOS	_MAKETMP
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff8b	_NEWFILE	ファイルの作成

引数	FILE.l		ファイル名のポインタ
	ATR.w		ファイル属性(%XLAD_VSHR)

返値	作成したファイルのファイルハンドル(負数ならエラーコード)
		d0.l = -80	指定したファイルは既に存在している

	FILE で指定したファイルを ATR で指定した属性で作成する. ATR が 0 の
	場合はアーカイブ属性と見なされる.
	指定したファイルが既に存在している場合はエラー(-80)になる.

	move	ATR,-(sp)
	pea	(FILE)
	DOS	_NEWFILE
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ff8c	_LOCK		ファイルのロック

引数	MD.w		コントロールモード
	FILENO.w	ファイルハンドル
	OFFSET.l	ファイル先頭からのオフセット
	LEN.l		ロック/ロック解除するバイト数

返値	エラーコード

	モード MD の値に従って、FILENO で指定したファイルのに対するアクセスの
	ロック/ロック解除を行なう.
	ファイルのロックとは、ファイルアクセスの排他制御で、他のプロセスからの
	ファイルアクセスを禁止することである.

	MD = 0
		OFFSET で指定した位置から LEN で指定したバイト数だけロックする.
	MD = 1
		OFFSET で指定した位置から LEN で指定したバイト数だけロックを解
		除する.

	move.l	LEN,-(sp)
	move.l	OFFSET,-(sp)
	move	FILENO,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_LOCK
	lea	(12,sp),sp

==============================================================================

$ff8f	_ASSIGN		仮想ドライブ/ディレクトリの割り当ての収得/設定/解除

引数	MD.w		コントロールモード
	BUFFER1.l	仮想ドライブ・仮想ディレクトリのポインタ
	BUFFER2.l	実ドライブ・実ディレクトリのポインタ
	MODE.w		割り当てモード

返値	MD = 0
		割り当てモード(負数ならエラーコード)
			d0.l = $40	割り当てが存在しない
			d0.l = $50	仮想ドライブの割り当て
			d0.l = $60	仮想ディレクトリの割り当て
	MD = 1,4
		エラーコード

	モード MD で指定した値に従って、仮想ドライブ・仮想ディレクトリの割り当
	ての収得/設定/解除を行なう.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(補完モードで _FILES してい
	る為、指定していないディレクトリへ割り当てる).

	MD = 0
		BUFFER1 で指定したドライブの割り当てを収得し、BUFFER2 に書き込む.
	MD = 1
		割り当てモード MODE で指定した値に従って、BUFFER1 で指定した
		ドライブに BUFFER2で指定したディレクトリを割り当てる.

		MODE = $50(仮想ドライブ)
			BUFFER1 のドライブに BUFFER2 のディレクトリを割り当てる.
		MODE = $60(仮想ディレクトリ)
			BUFFER2 のディレクトリに BUFFER1 のドライブを割り当てる.
	MD = 4
		BUFFER1 で指定したドライブの割り当てを解除する.

	MD = 0

	pea	(BUFFER2)
	pea	(BUFFER1)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_ASSIGN
	lea	(10,sp),sp

	MD = 1

	move	MODE,-(sp)
	pea	(BUFFER2)
	pea	(BUFFER1)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_ASSIGN
	lea	(12,sp),sp

	MD = 4

	pea	(BUFFER1)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_ASSIGN
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ffaa	(未公開)	FFLUSH モードの設定(未公開)

引数	MODE.w		モード
		MODE =	0	無効
			1	有効
			-1	収得のみ

返値	変更前のモード

	Human68k version 3 で新設された未公開コール.
	_FFLUSH の実行モードを設定/収得する.

==============================================================================

$ffab	_OS_PATCH	OS 内部処理切り換え(未公開)

引数	MODE.w		モード及び機能番号(MD.b×256+ID.b)
	ADR.l		アドレス

返値	MD = 0
		変更前の分岐命令表のアドレス
	MD = その他 或は ADR = 0
		エラーコード

	ID = 1	FASTIO.X
	ID = 2	FASTSEEK.X
	ID = 3	FASTOPEN.X
	ID = 4	TwentyOne.x

	Human68k version 3 で新設された未公開コール.

	ID で指定した OS の機能を初期化及びパッチして、分岐命令表を ADR で指定
	されたアドレスに変更する.
	MD を 0 以外にするか、アドレスに 0 を指定すると、パッチは行なわずにリ
	セット処理だけを実行する. また、アドレスに -1 を指定すると、パッチは行
	なわずに初期化処理だけを実行する.
	分岐命令表は、各機能の処理アドレスに分岐する jmp abs.l 命令を 18 個(ID
	= 3)または 20 個(それ以外)並べたもの.

	(注意)この項目の内容はコール名以外は全て独自解析による.

	pea	(ADR)
	move	#MODE,-(sp)
	DOS	_OS_PATCH
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$ffac	_GETFCB		FCB のポインタを得る(未公開)

引数	FILENO.w	ファイルハンドル

返値	FCB のポインタ(負数ならエラーコードです)

	FILENO で指定したファイルの FCB のポインタを返す.
	FCB の大きさは 96 バイトで、内容は以下の通り.

offset	size
$00	1.b	この FCB に対応しているファイルハンドルの数
$01	1.b	デバイス情報(bit 7=0 の時は bit 4~0 でドライブ名を保持する)
			bit 7	0:ブロックデバイス 1:キャラクタデバイス
			bit 6	更新フラグ
			bit 5	0:Local 1:Remote  ブロックデバイスの場合
			bit 5	0:COOKED 1:RAW	┐
			bit 3	CLOCK	デバイス│
			bit 2	NUL	〃	│キャラクタデバイスの場合
			bit 1	標準出力〃	│
			bit 0	標準入力〃	┘
$02	1.l	ブロックデバイス   : DPB のアドレス
		キャラクタデバイス : デバイスドライバへのポインタ
$06	1.l	ファイルポインタ
$0a	1.l	排他制御情報へのポインタ
$0e	1.b	アクセスモード
$0f	1.b	ディレクトリ上の位置(セクタ先頭からの個数:0~31)
		(キャラクタデバイスでは未使用)
$10	1.b	アクセス中のクラスタ中のセクタ
$11	1.b	(未使用)
$12	1.w	アクセス中のクラスタ番号
$14	1.l	アクセス中のセクタ番号
$18	1.l	I/O バッファ先頭
$1c	1.l	対応するディレクトリエントリのセクタ番号
		(キャラクタデバイスでは未使用)
$20	1.l	最終アクセスポインタ(_SEEK しなければファイルポインタと同じ値)
$24	8.b	ファイル名1(余白は $20)
$2c	3.b	ファイル名拡張子(〃)
$2f	1.b	ファイル属性
$30	10.b	ファイル名2(〃)
$3a	1.w	最終更新時刻
$3c	1.w	最終更新年月日
$3e	1.w	先頭の FAT 番号
$40	1.l	ファイルサイズ
$44	7.l	FAT キャッシュ(上位word:先頭からのクラスタ数 下位word:FAT 番号)

	move	FILENO,-(sp)
	DOS	_GETFCB
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$ffad	_S_MALLOC	メインのメモリ管理下からのメモリブロックの確保する

引数	MD.w		コントロールモード
	LEN.l		確保するバイト数
	PAIR.l		管理するプロセスのプロセス管理ポインタ

返値	確保したメモリブロックのポインタ
		d0.l = $81??????	指定された量は確保不可能
					($?????? は確保可能なバイト数).
		d0.l = $8200000?	完全に確保不可能($? は不定)

	モード MD で指定した検索方法で、メインのメモリ管理下から LEN で指定し
	たバイト数のメモリを確保する. LEN が $1000000 以上の場合は必ずエラーに
	なり、確保可能な最大バイト数を調べる事が出来る.
	この DOS コールは、通常のアプリケーションプログラムで使用してはいけな
	い. 常駐するプログラムのみ使用出来る.

	MD = 0	下位から検索
	MD = 1	必要最小ブロックから検索
	MD = 2	上位から検索

	ただし、MD の最上位ビットが 1 の場合、確保したメモリブロックの親プロセ
	スのプロセス管理ポインタを呼び出し側が指定できる. その場合、引数として
	設定するプロセス管理ポインタのアドレスを渡すこと.

[通常]
	move.l	LEN,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_S_MALLOC
	addq.l	#6,sp

[指定モード]
	pea	(PAIR)
	move.l	LEN,-(sp)
	move	MD,-(sp)
	DOS	_S_MALLOC
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$ffae	_S_MFREE	メインのメモリ管理下のメモリブロックの解放

引数	MEMPTR.l	メモリ管理ポインタ

返値	エラーコード

	MEMPTR で指定した、メインのメモリ管理下のメモリブロックを解放する.
	MEMPTR が S_PROCESS で指定したサブのメモリ管理ポインタで、かつそのスレ
	ッド ID がカレント ID なら、KILL_PR でプロセスを削除する. その場合サブ
	のメモリ管理下で常駐終了しているプロセスは、メインのメモリ管理下に入る.
	MEMPTR に 0 を指定した場合、自分が確保したメモリを全て解放する.

	pea	(MEMPTR)
	DOS	_S_MFREE
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$ffaf	_S_PROCESS	サブのメモリ管理の設定

引数	ID.w		スレッド ID
	START.l		サブのメモリ管理ポインタ
	LENGTH.l	メモリブロック全体のバイト数
	I_LEN.l		先頭ブロックのバイト数

返値	先頭のメモリブロック(サイズはI_LEN)のポインタ
		d0.l = $ffff00??	ID エラー($?? は ID の最大値)
		d0.l = -14		LENGTH が I_LEN+16 より小さい

	START で指定した先頭アドレスと LENGTH で指定したバイト数で、サブのメモ
	リ管理を設定する. サブのメモリ管理を新しく設定する際には、必ず先頭から
	1 ブロックだけ自動的に確保されるので、そのバイト数 I_LEN を指定する.
	以後指定した ID を持つスレッドからのメモリ確保要求は、このサブのメモリ
	管理下に限定される.

	move.l	I_LEN,-(sp)
	move.l	LENGTH,-(sp)
	pea	(START)
	move	ID,-(sp)
	DOS	_S_PROCESS
	lea	(14,sp),sp

==============================================================================

$fff0	_EXITVC		(プログラム終了時の実行アドレス)

	これは DOS コールではなく、INTVCS でこのベクタに処理アドレスを設定して
	おくことにより、プログラム終了時にそのアドレスを呼び出すことが出来る.

==============================================================================

$fff1	_CTRLVC		(CTRL+C によるアボート時の実行アドレス)

	これは DOS コールではなく、INTVCS でこのベクタに処理アドレスを設定して
	おくことにより、ブレークでアボートした時にそのアドレスを呼び出すことが
	出来る.

==============================================================================

$fff2	_ERRJVC		(エラーによるアボート時の実行アドレス)

	これは DOS コールではなく、INTVCS でこのベクタに処理アドレスを設定して
	おくことにより、エラーでアボートした時にそのアドレスを呼び出すことが出
	来る.

==============================================================================

$fff3	_DISKRED	ブロックデバイスから直接読み込む

引数	BUFFER.l	読み込むバッファのポインタ
	DRIVE.w		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	SECT.{w/l}	読み込む最初のセクタ番号
	SECTLEN.{w/l}	読み込むセクタ数

	DRIVE で指定したブロックデバイスの、SECT で指定したセクタから、SECTLEN
	で指定したセクタ数だけ BUFFER で指定したバッファに読み込む.
	大容量ドライブ・特殊ドライブのために SECT 及び SCETLEN のサイズが
	ロングワードで指定できるように拡張されている.
	BUFFER に $80000000 を足すと引数がロングワードになる.
	読み込みはセクタ単位で行うので、バッファは 1 セクタ当りのバイト数(通常
	ドライブの場合は 1024 バイト)にする.
	SECT は 0 以上、SECTLEN は 1 以上(上限はメディアによって異なる).

通常のドライブ
	move	SECTLEN,-(sp)
	move	SECT,-(sp)
	move	DRIVE,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	DOS	_DISKRED
	lea	(10,sp),sp

大容量・特殊ドライブ
	move.l	SECTLEN,-(sp)
	move.l	SECT,-(sp)
	move	DRIVE,-(sp)
	pea	(BUFFER+$80000000)
	DOS	_DISKRED
	lea	(14,sp),sp

==============================================================================

$fff4	_DISKWRT	ブロックデバイスへ直接書き込む

引数	BUFFER.l	書き込むバッファのポインタ
	DRIVE.w		ドライブ番号(0:カレント 1:A 2:B … 26:Z)
	SECT.{w/l}	書き込む最初のセクタ番号
	SECTLEN.{w/l}	書き込むセクタ数

	BUFFER で指定したバッファから、DRIVE で指定したブロックデバイスの SECT
	で指定したセクタに、SECTLEN で指定したセクタ数だけ書き込む.
	大容量ドライブ・特殊ドライブのために SECT 及び SCETLEN のサイズがロン
	グワードで指定できるように拡張されている.
	BUFFER に $80000000 を足すと引数がロングワードになる.
	書き込みはセクタ単位で行うので、バッファは 1 セクタ当りのバイト数(通常
	ドライブの場合は 1024 バイト)にする.
	SECT は 0 以上、SECTLEN は 1 以上(上限はメディアによって異なる).

通常のドライブ
	move	SECTLEN,-(sp)
	move	SECT,-(sp)
	move	DRIVE,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	DOS	_DISKWRT
	lea	(10,sp),sp

大容量・特殊ドライブ
	move.l	SECTLEN,-(sp)
	move.l	SECT,-(sp)
	move	DRIVE,-(sp)
	pea	(BUFFER+$80000000)
	DOS	_DISKWRT
	lea	(14,sp),sp

==============================================================================

$fff5	_INDOSFLG	OS ワーク内へのポインタを得る

返値	INDOS_FLG のポインタ

	OS のワーク INDOS_FLG へのポインタを返す. スーパーバイザ領域のため、ユ
	ーザーモードではアクセス出来ない. また、INDOS_FLG 以後には OS にとって
	重要なワークが存在するので、絶対に書き換えてはいけない.
	INDOS_FLG の内容は以下の通り.

offset	size
0	1.w	indos_f		OS 実行中のレベル
2	1.b	doscmd		OS 実行中ファンクション番号
3	1.b	fat_flg		FAT 検索モード(0:標準 2:常に先頭から)
4	1.w	retry_count	I/O リトライ回数(標準で 3 回)
6	1.w	retry_time	リトライ待ち時間(標準で 100 = 1 秒)
8	1.w	verifyf		ベリファイモード(0:Off 1:On)
10	1.b	breakf		ブレークモード(0:Off 1:On)
11	1.b	ctrlpf		CTRL+P モード(0:Off 1:On)
12	1.b	(未公開)	スレッド切り換え要求フラグ
13	1.b	wkcurdrv	カレントドライブ(A=0,B=1,…,Z=25)

==============================================================================

$fff6	_SUPER_JSR	スーパーバイザモードでのプログラムのサブルーチンコール

引数	JOBADR.l	処理アドレス
	d0-d7/a0-a6	処理に依存

返値	d0-d7/a0-a6	処理に依存

	JOBADR で指定したプログラムにスーパーバイザモードで jsr する.
	DOS コールを実行する直前の d0-d7/a0-a6 が渡され、処理が戻るときにはそ
	の時の d0-d7/a0-a6 が返るが、SR は変化しない.
	SSP/USP はどのように渡されるか不定なので、スタックを用いて引数を渡すこ
	とは出来ない.
	この DOS コールでは、jsr することにより発生する暴走やバスエラーに対す
	る処理を全く行わない.

	pea	(JOBADR)
	DOS	_SUPER_JSR
	addq.l	#4,sp

==============================================================================

$fff7	_BUS_ERR	バスエラーが発生するかの検査

引数	SIZE.w		アクセスサイズ(1:バイト 2:ワード 4:ロングワード)
	P1.l		読み込みポインタ
	P2.l		書き込みポインタ

返値	d0.l =  0	読み書き可能
	d0.l =  1	P2 に書き込んだ時にバスエラーが発生
	d0.l =  2	P1 から読み込んだ時にバスエラーが発生
	d0.l = -1	エラー(引数が異常)

	SIZE で指定されたサイズで P1 で指定したアドレスから読み込み、そのデータ
	を P2 で指定したアドレスに書き込んでバスエラーが発生するかどうか調べる.
	SIZE の値が異常な場合や SIZE = 2,4 で P1,P2 に奇数アドレスを指定した場
	合は返値が -1 になる.

	move	SIZE,-(sp)
	pea	(P2)
	pea	(P1)
	DOS	_BUS_ERR
	lea	(10,sp),sp

==============================================================================

$fff8	_OPEN_PR	バックグラウンドタスクの登録

引数	NAME.l		スレッド名のポインタ
	COUNT.w		実行間隔を決める値
	INIT_USP.l	USP の初期値
	INIT_SSP.l	SSP の初期値
	INIT_SR.w	SR の初期値
	INIT_PC.l	プログラムの実行アドレス
	BUFFER.l	タスク間通信バッファのポインタ
	SLEEP_TIME.l	待ち時間(ms)

返値	登録したタスクのスレッド ID(負数ならエラーコード)
		d0.l = -27	既に同名タスクが存在する.
		d0.l = -29	これ以上タスクを登録出来ない.

	NAME で指定した 15 文字以内のスレッド名のバックグラウンドタスクを登録
	する. 登録したスレッドはスリープ状態になる.
	COUNT には、タスクを 1 回実行するのにタイマ割り込みを何回カウントする
	かの回数を 2~255 で指定する. 0~1 の場合は 2 として扱う.
	INIT_USP,INIT_SSP,INIT_PC は登録したタスクを実行する時のそれぞれのレジ
	スタの初期値. システム用のスタックは 6KB 必要.
	INIT_SR は $0000 若しくは $2000 を指定し、ユーザーモードかスーパーバイ
	ザーモードのどちらかを撰択する.
	その他のレジスタの初期値は全て 0.
	BUFFER はタスク間通信のバッファのアドレスを指定する.
	SLEEP_TIME は待ち時間をミリ秒単位で指定する. 0 を指定すると永久にスリ
	ープする.
	DOS _OPEN_PR によりバックグラウンドタスクとして登録されたスレッドは、
	DOS _KEEPPR で常駐終了する.
	スレッドをメモリ上から消去する場合は DOS _KILL_PR を使用する.
	BUFFER の内容は以下の通り.

offset	size
0	1.l	LENGTH	データ用バッファのバイト数
4	1.l	DATABUF	データ用バッファの先頭アドレス
8	1.w	COMMNAD	コマンド番号
10	1.w	ID	相手の ID(-1 で通信許可)

	move.l	SLEEP_TIME,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	pea	(INIT_PC)
	move	SR,-(sp)
	pea	(INIT_SSP)
	pea	(INIT_USP)
	move	COUNT,-(sp)
	pea	(NAME)
	DOS	_OPEN_PR
	lea	(28,sp),sp

==============================================================================

$fff9	_KILL_PR	自分自身のプロセスの削除

返値	エラーコード

	自分自身のプロセスを削除する. 常駐終了していたプロセスの場合、同じ
	プロセス ID を持つスレッド全てを削除し、確保されていたメモリを解放する.
	この DOS コールを実行する前には、自分でオープンしたファイルは全て
	クローズし、書き換えたベクタなども元に戻す. システムはスレッドの削除と
	メモリの解放しか行わない.
	プロセス内でいくつかの登録したスレッドを実行した後で DOS _EXIT や
	DOS _EXIT2 で終了する場合、先にオープンしたスレッドを KILL_PR で削除す
	る. メインのスレッドであるプロセスを削除した場合、その後の動作は保証さ
	れない. 自分以外のプロセスを削除する場合は、DOS _SEND_PR で KILL コマ
	ンドを送る.

==============================================================================

$fffa	_GET_PR		スレッドの管理情報を得る

引数	ID.w		スレッド ID
	BUFFER.l	管理情報を書き込むバッファのポインタ

返値	スレッド ID 若しくはエラーコード

	指定された ID のスレッドの管理情報を、BUFFER で指定した 116 バイトのバ
	ッファに複写する.
	ID に -1 を指定し、BUFFER+96 にスレッドの名前を指定すると、スレッドの
	ID が返る. また、ID に -2 を指定すると、自分自身の ID が返る.

offset	size
0	1.l	NEXT_PTR	次のスレッドの管理情報格納領域
4	1.b	WAIT_FLG	0:Normal -1:Wait
5	1.b	COUNT		減算カウンタ
6	1.b	MAX_CNT		COUNT の初期値
7	1.b	DOSCMD		DOS コール番号
8	1.l	PSP_ID		プロセス ID
12	1.l	USP
16	8.l	D0,D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7
48	7.l	A0,A1,A2,A3,A4,A5,A6
76	1.w	SR
78	1.l	PC
82	1.l	SSP
86	1.w	INDOSF		システム予約(OS 実行中レベル)
88	1.l	INDOSP		システム予約(OS 実行中スタック)
92	1.l	BUFF		タスク間通信バッファ
96	16.b			スレッドの名前
112	1.l	WAIT_TIME	待ち時間の残り(ミリ秒)

	実際の管理情報の大きさは 124 バイトであるが、そのうち先頭から 116 バイ
	トだけが得られる.

	pea	(BUFFER)
	move	ID,-(sp)
	DOS	_GET_PR
	addq.l	#6,sp

==============================================================================

$fffb	_SUSPEND_PR	スレッドを強制的にスリープ状態にする

引数	ID.w		スレッド ID

返値	エラーコード
		d0.l = 0		正常終了
		d0.l < 0		エラーコード
		d0.l = -1		スレッド自身のエラー
		d0.l = $ffff00??	ID が異常($?? は ID の最大値)

	ID で指定したスレッドを強制的にスリープ状態にする. スリープ状態になっ
	たスレッドは、DOS SEND_PR で起こされるまでスリープする.

	move	ID,-(sp)
	DOS	_SUSPEND_PR
	addq.l	#2,sp

==============================================================================

$fffc	_SLEEP_PR	スリープ状態に入る

引数	TIME.l		待ち時間(ミリ秒単位)

返値	スレッドの状態
		d0.l = -1	待ち時間が経過し、自分で起きた.
		d0.l = -2	待ち時間が経過した後 DOS _SEND_PR で起こされた.
		d0.l = その他	残り時間(DOS _SEND_PR で起こされた).

	TIME で待ち時間を指定してスリープ状態に入る.
	TIME = 0 の時、永久にスリープする.
	スリープ状態に入ったスレッドは DOS _SEND_PR を用いて強制的に起こすこと
	が出来る. DOS _SEND_PR のコマンドが $fffb の場合、タスク間通信バッファ
	は変化しない. それ以外のコマンドの場合は、以下の通りに設定される.

offset	size
0	1.l	LENGTH	データバッファに書き込まれたバイト数
4	1.l	DATABUF	データバッファのポインタ
8	1.w	COMMAND	コマンド番号
10	1.w	ID	起こしたスレッドの ID

	スリープする前にデータバッファの内容を処理してからデータバッファのアド
	レスとバイト数を設定し、ID に -1 を設定する. これにより、他のスレッド
	からの通信を許可することになる.
	スリープしていない時でも SEND_PR によりデータが送られた場合は、スリー
	プするとすぐに起こされ設定した待ち時間を返す.

	返値の内容は以下の通り.

	d0.l = -1
		待ち時間が経過して自分で起きた.
		タスク間通信バッファの内容は変化しない.
	d0.l = -2
		待ち時間が経過したが、DOS _SUSPEND_PR で止められた後 DOS _SEND_PR
		で起こされた.
	d0.l = その他
		待ち時間は経過していないが、DOS _SEND_PR で起こされた.
		返値の単位はミリ秒.

	move.l	TIME,-(sp)
	DOS	_SLEEP_PR
	addq.l	#4,sp

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$fffd	_SEND_PR	スレッドにコマンド/データを送り、スリープしていたら起こす

引数	MY_ID.w		自分のスレッド ID
	YOUR_ID.w	相手のスレッド ID
	CMDNO.w		送出するコマンド
	BUFFER.l	送出するデータのポインタ
	LEN.l		送出するデータのバイト数

返値	d0.l = 0		正常終了
	d0.l < 0		エラーコード
	d0.l = -28		書き込みエラー
	d0.l = $ffff00??	指定 ID が不正($?? は ID の最大値)
	d0.l = $8000????	データのバイト数が不正($???? は容量の最大値)

	指定した ID のスレッドにコマンドやデータを送り、スリープしていたら起こす.
	MY_ID に自分の ID、YOUR_ID に通信先のスレッドの ID を指定する.
	CMDNO は通信の内容を表すワード値で、システムで定められているコマンド以
	外はそれぞれのスレッド間で定義する. システムで予約しているコマンドは
	$ff?? で、以下に示す値が定義されている.

	$fff9	スレッドを消去するように要求する.
	$fffb	強制スリープ状態から起こすだけで、タスク間通信バッファは変化しない.
	$fffc	スリープするように要求する.
		起こされた時にこのコマンドが送られていたら、すぐにタスク間通信
		バッファの ID を -1 にしてスリープするべきである.
		スリープしないでタスク間通信バッファを監視している場合に有効.
	$ffff	処理が終ったかどうか調べる. -28 が返れば、まだ処理中である.

	コマンドやデータの転送には、タスク間通信バッファが使用される.
	バッファの内容は以下の通り.

offset	size
0	1.l	LENGTH	データバッファのバイト数
4	1.l	DATABUF	データバッファのポインタ
8	1.w	COMMAND	コマンド番号
10	1.w	ID	ID(-1 で通信許可)

	YOUR_ID で指定したスレッドの、タスク間通信バッファの ID が -1 に設定さ
	れていたら、そのバッファは書き込み可能なので、MY_ID と CMDNO をそれぞ
	れ ID と COMMAND に設定し、BUFFER からのデータを LEN で指定したバイト
	数だけ DATABUF に書き込み、LENGTH を LEN にする. また、指定したスレッ
	ドがスリープしていたら起こす.
	特に $fffb のコマンドは特殊処理され、指定したスレッドを起こすだけでタ
	スク間通信バッファの ID が -1 でなくてもよく、その他のバッファも変化し
	ない.
	LEN が LENGTH より大きい時や書き込み不可の時はエラーになる.
	Human68k version 3.02 では正常に動作しない(ID 検査に失敗する).

	move.l	LEN,-(sp)
	pea	(BUFFER)
	move	CMDNO,-(sp)
	move	YOUR_ID,-(sp)
	move	MY_ID,-(sp)
	DOS	_SEND_PR
	lea	(14,sp),sp

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$fffe	_TIME_PR	タイマのカウンタ値を得る

返値	現在のタイマのカウンタ値

	現在のタイマのカウンタ値(ミリ秒単位)を調べる.
	バックグラウンドで複数のスレッドが平行して動作している場合、プログラム
	で一定の時間を計るためには、どのスレッドが動作していても一定して変化す
	るカウンタが必要になる.
	ロングワードでの最大値を越えると 0 に戻るので、そのまま前回に返された
	値との減算で経過時間が分かる.

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$ffff	_CHANGE_PR	実行権を放棄

	バックグラウンドタスクの自分の実行権を放棄する. 次のタスクに切り換わる.

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